LGBTQ+とは?
最近「LGBTQ+」という言葉を聞く機会が増えたように感じます。
でも、「なんとなく知っている」「詳しくは知らない」という人も多いと思います。
本日は、「LGBTQ+」について詳しく説明していきたいと思います。
目次
セクシュアリティを構成する要素
- 性的指向(Sexual Orientation)・・・どのような性別の人を恋愛対象・性的対象とするのか。
- 性自認(Gender Identity)・・・自分自身の性別をどのように認識しているのか。
- 生物学的性・・・身体的構造の性を指す。多くの場合、産まれもった外性器・内性器で判断される。
- 性表現・・・服装、しぐさ、言葉づかいなどどのように表現するか。
そもそもセクシュアリティって?
その人が持っている性の要素すべてです。
LGBTQ+について
LGBTQ+とは?
- Lesbian:レズビアン・・・性自認が女性で、恋愛・性的対象が女性の人。
- Gay:ゲイ・・・性自認が男性で、恋愛・性的対象が男性の人。
- Bisexual:バイセクシャル・・・恋愛・性的対象が男性と女性両方の人。
- Transgender:トランスジェンダー・・・出生時に割り当てられた性別と逆の性別を生きる人。
- Queer:クィア・・・異性愛者、LGBTの4つ以外のさまざまな性的思考・性自認の人。
- Questioning:クエスチョニング・・・自分自身の性的思考や性自認がはっきりしていない人。
- +:プラス:さらに多様なセクシュアリティ。
LGBTQ+ってどのくらいいるの?
調査方法や、性的少数者の定義が異なるため、調査方法により差異はありますが、日本の人口の約3~8%がLGBTなどの性的少数者と言われています。*
*参考:厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所
「性的指向と性自認の人口学の構築ー全国無作為抽出調査の実施」研究チーム
「家族と性と多様性にかんする全国アンケート」(2023)より
「え!今まで出会ったことないのに!」と感じる方もいると思いますが、気づいてないだけかもしれません。「周りにいないよね」という空気自体が、当事者の方々がカミングアウトしづらい空気を作っているのかもしれません。
+の一部を紹介
- Asexual:Aセクシュアル・・・性的感情を抱かない人
- Pansexual:パンセクシュアル・・・全てのセクシュアリティが恋愛・性的対象となる人
- Heterosexual:ヘテロセクシュアル・・・恋愛・性的対象が異性の人
- X-gender:Xジェンダー・・・性自認が男性・女性のどちらとも明確に認識していない人
- Cisgender:シスジェンダー・・・出生時に割り当てられた性別と性自認が一致している人
SOGI(ソジ)について
最近では、LGBTQ+の言葉以外に「SOGI」という言葉が使われています。
- 性的指向(Sexual Orientation)・・・どのような性別の人を恋愛対象・性的対象とするのか。
- 性自認(Gender Identity)・・・自分自身の性別をどのように認識しているのか。
「SOGI」は「性的指向」と「性自認」の、この二つの言葉の頭文字をとって構成されています。
SOGIと聞くと、聞き慣れず難しい感じがしますが・・・
例(自分はLGBTQ+ではないと思っている人の場合)
- 出生時の戸籍の性別=女性
- SO(性的指向):恋愛対象は男性
- GI(性自認):自分のことを女性だと思っている
例(自分はLGBTQ+であると思っている人の場合)
- 出生時の戸籍の性別=女性
- SO(性的指向):恋愛対象は女性
- GI(性自認):小さい時から自分は男性だと感じている
つまり、SOGIは誰もがもっている性のありかたのことです。
自身の性のあり方について考えてみると、もっと身近に感じるかもしれませんね。
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私はAllyの行政書士です。
Ally(アライ)とは、LGBTQ+の当事者の方々のことを理解し、支援する人のことを言います。
一人ひとりが、自分らしく生きることができるお手伝いができましたら幸いです。