性的なマジョリティとマイノリティ
ヘテロセクシュアル?シスジェンダー?
私は、ヘテロセクシュアルであり、シスジェンダーです。
「ヘテロセクシャル?シスジェンダー?」「初めて聞いた!」「何?!それ?!」という方も多いのではないでしょうか。
私も、実はこの言葉を最近知りました。
- ヘテロセクシュアル・・・自身から見て異性に恋愛対象を抱く人々のこと
- シスジェンダー・・・割り当てられた性別に違和感や距離感を抱かない人々のこと
「あ!自分のことだ!」と思う方が多いですよね。
なのに、何故自分のことなのに「ヘテロセクシャル」「シスジェンダー」という言葉を知らないのでしょうか?
それは、私たちが多数派(マジョリティ)であるからです。
マジョリティであると、あえて自分のことを「ヘテロセクシャルです」「シスジェンダーです」と表現する必要性を感じないからではないでしょうか。
社会で暮らす上で、マジョリティは特に不自由なく自然に暮らしていくことができるからです。
逆に、LGBTQ+等の少数派(マイノリティ)であると、自身のセクシャルなどを表現する言葉を聞く機会の方が多いように感じます。
社会で暮らす上で、マイノリティはやはり不自由さを感じたり自然に暮らし辛いですよね。
「いない」のではなく「気づいていないだけ」
今まで、マジョリティ・マイノリティと表現してきましたが
周りに「いない」のではなく「気づいていないだけ」かもしれません。
調査方法や、性的少数者の定義が異なるため、調査方法により差異はありますが、日本の人口の約3~8%がLGBTなどの性的少数者と言われています。*
*参考:厚生労働省国立社会保障・人口問題研究所
「性的指向と性自認の人口学の構築ー全国無作為抽出調査の実施」研究チーム
「家族と性と多様性にかんする全国アンケート」(2023)より
「え!今まで出会ったことないのに!」と感じる方もいると思いますが、「周りにいないよね」という空気自体が、当事者の方々がカミングアウトしづらい空気を作っているのかもしれません。
性のあり方を考える
ひとりひとりが違う生き物で、考え方が違えば、好みも違って、同じである必要はありません。
以前LGBTQ+の交流会に参加した際に、代表の方が「十人十色」と表現されていました。まさしく!と感じました。
性のあり方も、ひとりひとり違って当たり前、十人十色であってよいはずです。
何が「マイノリティ」であって「マジョリティ」であるか分からないし、どこからか決めるのは難しいのではないかと思います。
ですが、社会は異性に恋愛対象を抱くことが前提にできています。
ひとりひとり違って当たり前、という感覚を性のあり方においても持つことができると、ひとりひとりが自然に暮らしやすくなるのではないかと思います。
以前の記事も参考にしていただけると幸いです。↓
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私はALLYの行政書士です。
Ally(アライ)とは、LGBTQ+の当事者の方々のことを理解し、支援する人のことを言います。
一人ひとりが、自分らしく生きることができるお手伝いができましたら幸いです。