【行政書士が解説】相続手続きをスムーズに終わらせた人がやった3つのこと~「うまくいく相続」と「つまずく相続」の違い~

相続手続きは「スピード」と「準備」で差がつく
「うちは揉めないから大丈夫」
「財産もそんなにないから簡単に終わるはず」
そう思っていたご家庭ほど、実際に相続手続きを始めると予想外に時間がかかる―。
名古屋市緑区で行政書士として相続の相談を受けていると、そんなケースを多く見かけます。
相続手続きは、「戸籍収集」「財産調査」「遺産分割協議」「名義変更」など、やるべきことが多く、しかも期限のある手続きも少なくありません。
一つの段階でつまずくと、その後の流れが大きく遅れることも。
しかし逆に、「スムーズに終わった」と話される方々には、共通する“3つの行動パターン”がありました。
この記事では、相続手続きを円滑に進めるために実践すべき3つのポイントを、実際の行政書士視点から詳しく解説します。
よろしければ、前回の記事も併せてご覧ください。

ポイント①:早い段階で“全体像”をつかむ
相続手続きに入る前に、まず大切なのは「全体の流れ」と「関係者」を整理することです。
多くの方が、いきなり銀行や法務局に行こうとして迷走します。
スムーズな人は、最初にやることリストを俯瞰的に把握しています。
1-1. 相続の流れをざっくり把握する
相続手続きの基本的な流れは次のとおりです。
- 相続人を確定する(戸籍の収集・調査)
- 相続財産を調べる(預貯金・不動産・保険など)
- 相続方法の決定(相続・放棄・限定承認)
- 遺産分割協議(分け方の話し合い)
- 名義変更や解約など実際の手続き
この順番を理解していないと、「銀行で止まる」「不動産登記ができない」「戸籍が足りない」など、途中で何度もやり直しが発生します。
1-2. 相続人関係を“図”にする
スムーズに進めた方の多くは、家系図や相関図を自分で書いて整理しています。
「誰が相続人か」「誰の印鑑が必要か」を最初に明確にしておくことで、手戻りを防ぐことができます。
行政書士に相談すると、この段階で「必要な戸籍」や「代襲相続」などを正確に洗い出してもらえるため、後のトラブルを大幅に防ぐことができます。
ポイント②:感情より“手続き”を優先する姿勢
相続は、財産の話であると同時に家族の感情が交錯する場面でもあります。
スムーズに終わらせた人たちに共通していたのは、「話し合いを感情論にしない」姿勢でした。
2-1. 「誰が悪い」より「どう進めるか」
たとえば、「あのとき親の面倒を見たのは私だから多くもらうべきだ」といった感情的な主張が出ると、協議は長期化します。
一方で、スムーズに進めた方々は、「手続きの期限」「法的ルール」「現実的な方法」に目を向けていました。
「気持ちは気持ちとして整理し、手続きは別物」と割り切れることが、結果的に家族関係を守ることにつながります。
2-2. 第三者(専門家)の存在が大きい
行政書士など専門家が間に入ることで、感情的な衝突を避けやすくなります。
実際に、名古屋市緑区の当事務所でも、家族間で行き詰まっていた話し合いが、第三者のサポートで一気にまとまったケースが多くあります。
✅ ポイント:感情がぶつかる前に、専門家をクッションとして活用する。
ポイント③:専門家を“早めに”頼る
「書類がそろってから行政書士に頼もう」と考える方が多いのですが、これは実は逆効果です。
スムーズに終わらせた方ほど、初期段階で専門家を頼っているのです。
3-1. 手続きの抜け漏れを防げる
相続関係の書類は膨大です。
特に、戸籍を集める作業は「どの市町村に請求するのか」「除籍や改製原戸籍が必要か」など、一般の方には非常に分かりづらい部分です。
行政書士が代行すれば、最短ルートで必要書類を揃えることができ、手戻りゼロで進められます。
3-2. 相続登記義務化への対応にもスムーズ
2024年4月から「相続登記の義務化」がスタートしました。
不動産の名義変更を3年以内にしないと、10万円以下の過料(罰金)が科される可能性があります。
専門家が早めに関与していれば、登記漏れの心配もなく、安心して次のステップへ進めます。
行政書士が感じる「スムーズな相続」の共通点まとめ
名古屋市緑区で数多くの相続案件をお手伝いしてきた経験から言えることは、
スムーズに終わったご家庭ほど「早く」「冷静に」「専門家と一緒に」動いているということです。
| 成功する相続 | つまずく相続 |
|---|---|
| 早めに全体像を把握する | とりあえず銀行に行く |
| 感情より手続きを優先 | 感情が先に立つ |
| 専門家を初期から関与させる | 行き詰まってから相談する |
まとめ:相続を“短期決着”にするための最善策
相続は、知識よりも「段取り」が大切です。
スムーズに終わらせるには、
- 流れを把握する
- 感情を整理する
- 専門家を早めに頼る
この3つを意識するだけで、手続きのストレスが大きく減ります。
「どこから手をつけたらいいか分からない」と思ったら、まずは一度、行政書士に相談してみてください。
初回相談で方向性を整理するだけでも、全体の進行スピードがまったく違ってきます。
名古屋市緑区で相続手続きをお考えの方へ
相続の戸籍収集・遺産分割協議書の作成・相続登記義務化への対応など、名古屋市緑区の地域事情に詳しい行政書士がサポートします。
家族の気持ちや背景に寄り添えるのは、女性行政書士ならではの強みだと思っています。
感情の整理がつかないときも、安心してお話いただけるよう丁寧にサポートいたします。
初回相談は無料で承っております。